大阪桐蔭の最速146キロ右腕・関戸康介投手(1年)が公式戦デビューを飾った。

10点リードの4回から、リリーフで公式戦初登板。何度も帽子を落としながら、球威のある直球を軸に組み立てた。「緊張で少し球が浮いた。先輩が優しくリードしてくれて楽しく投げることが出来た」。先頭打者の初球に死球を与えたが、次打者を空振り三振、見逃し三振に抑えると、四球で再び走者を許したが中飛に打ち取り、後続を断った。5回も3者凡退に抑え、2回を無安打2四死球2三振に抑えた。

今月中旬に硬式でも146キロをマークした1年生右腕。中学時代は高知・明徳中でプレーし、中3夏に全国大会準優勝。同学年で最速150キロの高知・森木大智投手とはしのぎを削った間柄。「森木は目標の1つ。越していかないと、日本一、世界一の投手になれない。良いライバルとして成長したい」と高い志を見せた。