昨夏の甲子園に出場した花巻東(岩手)硬式野球部の中村勇真前主将(3年)が29日、花巻市内で日本学生野球協会優秀選手の表彰を受けた。式典後に、高校卒業後は同大(京都)へ進学することを明らかにした。

主将として、同校初となる、県大会・夏連覇に導いたが、「自分たちは2年連続で甲子園で初戦敗退したので(後輩には)1つでも多く勝って日本一という目標を達成してほしい」と期待を込めた。

将来は、プロを目指す。そこで、ロッテのドラフト1位右腕、佐々木朗希投手(大船渡3年)との対戦を夢見ている。昨夏の岩手県大会決勝で、花巻東は大船渡と対戦したが、佐々木は最後までマウンドに上がることはなかった。中村は「プロに行かないと対戦できない。いつか対戦してみたい気持ちはある」と、固い決意を示した。