明秀学園日立(茨城1位)が序盤から得点を重ね、17年以来4年ぶりの決勝進出を決めた。

剛と柔を織り交ぜ得点を重ねた。2回2死一、三塁。打席には辻天成内野手(2年)。木更津総合・金綱伸悟投手(2年)が1球目を投じた瞬間、一塁走者の小久保快栄内野手(2年)がスタートを切ると同時に、三塁走者の佐藤光成(こうせい)外野手(2年)が本塁に向かってスタートを切った。「捕手が投げたタイミングでアウトになってもいい。思い切って走りました」。小久保が一、二塁間に挟まれる間にホームイン。1点を先制した。

金沢成奉監督(54)は「ウチらしい点の取り方。剛と柔を織り交ぜての野球です。一、三塁になった時点で仕掛けてやろうと思いました。相手も意表を突かれてうまくいったと思います。自分たちの展開に持ち込めた。あの1点は大きかった。完全なトリックプレーです」と、してやったりだ。

県大会から先制点を取り、試合を優位に進めた。準決勝の舞台でも、自分たちの野球に徹した。3回には1死三塁、本坊匠外野手(2年)の適時打で1点を追加。さらに1死一、三塁で内野ゴロの間に1点を挙げた。前半の「柔」から、後半は「剛」で一気に攻め立てた。3-2で迎えた6回には、武田一渓内野手(2年)の右翼へのソロ本塁打で突き放した。

佐藤は「どういう場面でも、どの打線からでも得点できるのが、今年の持ち味。いい攻撃ができたと思います」と胸を張った。

金沢監督は「ここから先は全国に向けての第1歩。勝ちにいく」と話した。強打の明秀学園日立が、小技も絡め優勝に力強く突き進む。