天竜が、今夏県大会ベスト8の掛川工に6-5で逆転勝ちし、初の県大会出場を決めた。2年連続東海大会出場を目指す静岡高、今春東海王者の浜松開誠館、今夏県準優勝の静清など、この日勝った24校が、来月10日開幕の県大会出場権を獲得。敗れた24チームは、27日の敗者復活戦に臨む。

天竜の2年生5人が、歴史的な1勝に導いた。今夏県大会からのレギュラーが、打順で1~5番にズラリ。チームの8安打中6安打を放ち、5打点を稼いだ。5回までの1-4劣勢から、6回の3得点で同点。8回と9回にも加点し、強敵との接戦を制した。4打数2安打1打点の4番・山口志也(ゆきや)捕手(2年)は「うれしいです。勝利に貢献できてよかった」と振り返った。

守備でも、3回途中から救援登板した主将の藤田響輝(ひびき)外野手(2年)が6回2/3を4失点。今夏県大会1回戦(2○1浜松西)で有力チームを退けた粘りの投球を見せた。「制球力が徐々に良くなり、最後まで落ち着いた投球ができた」と笑顔を見せた。

春の県大会は、19年に1度だけ出場。わずか12人の部員が、秋の壁も乗り越えた。赤堀真也監督(54)は「県大会は1戦1戦を大切に戦ってほしい」と望んだ。【山口昌久】