敗者復活戦で川根が6-2で藤枝西を下し、27年ぶり3度目の県大会出場権を得た。この日計12校が来月10日開幕の県大会に進んだ。24日の地区代表決定戦の勝者24校と、今夏甲子園出場の日大三島を加えた計37校が、来月5日の県大会組み合わせ抽選会(静岡市)に臨む。
川根の7番打者・向笠波結(むかさ・はゆう)内野手(2年)が、チームの歴史を変えた。4打数3安打1打点。2-2で同点の3回には、2死三塁から勝ち越しの左前適時打を放った。「低めの直球を振り抜けた。投手を助けるためにも、何とか打ちたかった」。内野と外野の間に落ちる2本の安打では、迷うことなく二塁へ進塁。「走塁面でも練習した成果が出た。チームとしても犠打5本も決めたし、結果には満足です」。ほぼ四半世紀ぶりの県大会出場を喜んだ。
就任3年目の森下和光監督(34)は、掛川西高の現役時代から学んできた「スモール・ベースボール」(機動力やバントなどの小技を重視する戦術)をナインに根付かせた。「地味な練習を粘り強く指導してよかった」。走塁や犠打など、常に次の塁を意識した練習を行ってきた。
標高約250メートル、川根本町の市街地にある公立校。県大会では、チーム初白星という新たな歴史に挑む。【山口昌久】

