東日本国際大昌平が福島明成に10ー0の5回コールド勝ち。2回1死二、三塁、石井敬太投手(2年)のスクイズで先制すると、相手のミスなどで4得点。持ち味の「走りを絡めた野球」が光り、5回までに11盗塁と機動力を見せつけ、今夏限りで退任する伊藤博康監督に感謝の1勝をささげた。

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「一戦必勝」で勝ちに行く。この日は自慢の機動力を存分に発揮し、5回コールド発進。新チーム始動後の公式戦は思うような結果が得られず悩んだが、塚本臨太郎主将(3年)は「不安な気持ちはあったが、まずは初戦を突破できてホッとしている。初めから上を目指さず、1戦1戦勝ち抜く」と気を引き締めた。

チーム全員の想いを背負って戦う。今年は実力の高い下級生が多く、3年生27人のうち3分の2がベンチ入りを逃す結果に…。塚本主将は「(ベンチ入りを逃した)3年生の気持ちを背負いながらプレーをする」と誓ったが、さらに発奮しなければいけないニュースにチームに衝撃が走った。15年12月から指揮を執る伊藤博康監督の今夏限りでの退任が決定。塚本主将は「(退任を知って)何ともいえない感情。自分たちが結果を残せないからでは」とうつむいた。「(伊藤監督に)最後に良い想いをさせたい。2回戦は総力戦になる。下級生の力も借りて、絶対に勝つ」と監督への恩返しを誓った。

2回戦は伊藤監督の母校で第2シードの学法石川と対戦。全員の想いを背負って、一戦必勝で勝利をつかむ。

福島明成・長澤敏浩監督 気持ちの弱さが課題だったが、この試合では強い気持ちで戦おうとする姿勢が感じられた。(3年生は)コロナ禍でやりづらさを感じる中、最後までよく頑張ってくれた。

○…原町 郡山東に9ー6と競り勝ち、初戦を突破。3ー4の7回1死三塁、寺内響生内野手(3年)の投野選の間に1点を返し同点。なおも1死一、二塁のチャンスで、松田光一外野手(2年)が、左越え二塁打を放ち逆転。「つなぐ気持ちで打席に入ったが、結果的に長打になって良かった。次も“4番″としての仕事を果たしたい。まだ先輩の夏は終わらせない」と意気込んだ。

▽郡山東・長久保幸男監督 (先発の)関根太(3年)は、腕が振れていなかったので早めに降ろした。(2番手の)宗像冬逢(2年)が、良い活躍をしてくれていたのに、交代させるのが早すぎた。