創志学園相手に先制点をたたき出した沼田航弥投手(3年)は、岡山南の「回復力の神様」だ。

0-0で迎えた4回1死満塁で左前2点打。「まさか沼田がここで打つか」と野本竜太監督(40)も驚く先制打だった。

1月初旬に右足腓骨(ひこつ)などを骨折し、6月に復帰したばかり。投球制限もあり、大会前に打席に立ったのは6度だけだ。「しかもそこで打てていなかった」と監督。この日も4回を投げたら交代という状況で、最後の機会に大仕事をやってのけた。「しっかり踏み込んで打つことができて良かった」。強敵相手の投球でも「強い気持ちで立ち向かおうと思った」。帽子のツバに書いた通りの気持ちで1失点の好投。この男の回復なしに勝利はなかった。

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