第27回全国高校女子硬式野球選手権が、22日に兵庫県で開幕する。

日刊スポーツ静岡版では、全国大会に挑む県勢の全3校を紹介。東海大静岡翔洋は「笑顔で日本一」をスローガンに出陣。4番渡辺智絵外野手(3年)が、勝負どころでの1本を誓って最後の夏に臨む。創部2年目を迎えた静清とオイスカ浜松国際も、それぞれの思いを胸に2度目の夏に挑む。【前田和哉】

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東海大静岡翔洋の渡辺智が、快音を響かせる。広角打法に俊足も兼ね備えた右の長距離砲として、1年夏から4番を任されてきた。昨夏は3回戦で秀明八千代(千葉)に0-3で敗れ、自身も1安打に終わった。「大事な場面で打てなかった。最後の大会は、自分がチャンスで打ってチームの勝利に貢献したい」と闘志を燃やした。

今年の3月に行われた全国選抜では、2試合で2本の長打を含む6打数4安打2打点をマークした。それでも「変化球に体勢を崩される場面があった。もっと、自分のポイントに引きつけて打てるように」と大会後も課題と向き合い、練習。自宅でも100~200回の素振りを毎日のように行うなど武器を磨いた。

県外の高校への進学も考えていた中学3年時。練習見学を通じて「元気で明るい雰囲気にひかれた」と翔洋へ進んだ。20年の発足当初から、チームが掲げる目標は「笑顔で日本一」。集大成の夏、その道のりは秀岳館(熊本)との1回戦から始まる。弓桁義雄監督(59)も「4番としての決意も感じる。勝負どころで打ってほしい」と期待する主砲が、道を切り開く。