宇治ゴジラこと、小笠原蒼内野手(3年)を擁す京都翔英は2年連続の準々決勝に進出した。
小笠原は、夏初めての先発投手としてマウンドに上がり、4回1失点被安打3とチームに貢献した。「抽選会後に(勝ち上がれば)乙訓と当たるってわかって監督さんに『乙訓戦が決まったら、マウンドに託す』と。秋のリベンジがしたくてやっと投げられるわぁと」。昨秋の同試合に先発で投げ、敗れた悔しさを最後の夏に突破した。応援に訪れた母雅代さん(51)は「もう、心臓が飛び出ました」。祈る思いで戦うナインとわが子の力投を見届けた。
打っては、1打席目の2回無死に右翼フェンス付近に落ちたボールを見て2塁まで全力で激走。夏初めての長打を放った。塁上では好物の“たけのこの里”にちなんだ!?「Tポーズ」を披露。「ずっと不調だったので、ここまできたら形じゃない。何でもいいから振ろうと」。
この日は女房役の西山迅捕手(3年)と“愛知県出身バッテリー”を組んだ。「真ん中でオッケーと。ファウルでカウントとって空振りとって、パワーで押していく。基本まっすぐ、たまにカウント作るカーブを」とこれまで野手に専念していた小笠原の登板をサポート。9回には女房役が逆転勝利につながる同点二塁適時打で盛り上げた。
前田雅大監督(31)は「うちには完投型投手がいなくて、そこにたまたま小笠原が先発した。チームにはリベンジではなくチャレンジで」とナインを鼓舞。
準々決勝は24日に昨夏ベスト16の福知山成美と対戦する。【中島麗】

