土浦日大(茨城)が17年以来、5年ぶり5度目の夏の甲子園行きを決めた。
9回表に一挙5点を奪い、3点差を逆転した。同点とし、なおも2死一、二塁。松田陽斗内野手(3年)は「絶対にチャンスは来ると思っていたので、つかんでやろうと思っていました」と、大歓声の中、右前に勝ち越し打を放ち、試合をひっくり返した。
劇的な逆転勝利に、ベンチの小菅勲監督(56)も選手と抱き合って喜びをかみしめた。「正直、さっきまで負けていましたから、勝ったんだか負けたんだか。非常に興奮しています」と笑顔。「この選手たちとはウマもあいますし。野球を理解してくれて成果を出せて、一緒に喜べてよかったです」と、粘り強く戦った選手たちを称賛した。
準々決勝で頭部に死球を受けた主将の塚原歩生真(ふうま)捕手(3年)は、医師から48時間の安静を言い渡され、決勝戦はベンチから見守った。チームメートが「塚原にもう1度プレーをさせたい」とひとつになった。塚原は「本当に、この仲間で野球ができて本当によかったです…。こいつら本当にやってくれると思っていたので…それがかなって、自分は本当にありがとうと言うしかありません」と涙を流した。
◆土浦日大 1963年(昭38)創立の私立校。全校生徒1788人(女子795人)。野球部創部は64年。部員数84人。甲子園は春2度、夏は5度目。主な卒業生は元横浜小山田保裕、元ロッテ神戸拓光。所在地は茨城県土浦市小松ケ丘4の46。伊藤哲弥校長。

