秋季高校野球北信越大会が14日から福井県で開催される。

来春のセンバツ出場への北信越2枠を懸け、北信越5県から16校が熱戦を繰り広げる。新潟からは日本文理、帝京長岡、関根学園の3校が出場。新潟県代表3校のキーマンを紹介する。第1回は第3代表の関根学園の1年生、鈴木興丞(こうすけ)投手。県大会5試合に先発した右腕が1回戦の高岡商(富山1位)戦から全力で腕を振り、チームを春夏通じて初の甲子園出場に導く。

  ◇  ◇  ◇

1年生右腕、鈴木がマウンドで堂々と腕を振る。内角を強気に攻める投球が持ち味。「内を攻めて、外角の変化球で三振を取る」と投球スタイルを思い描く。今秋が公式戦初出場ながら、県大会では5試合に先発登板。28回2/3を投げ、21奪三振、8失点(自責7)で防御率2・20の安定感でチームを支えた。

北信越大会出場が懸かった第3代表決定戦の開志学園戦(8-0、8回コールド)では8回2安打無失点で完封勝利。エース佐伯大和投手(2年)もブルペンで準備をしていたが「佐伯さんには出て欲しくなかった。投げられる余力もあった」と安川巧塁監督(31)に続投を志願。初めて1人で投げ抜き、「自信になった」と納得の表情を見せた。安川監督も「4回戦の新潟商戦で佐伯が最後まで行かなくて、鈴木は『自分は最後まで行きます』と本人から言ってきた。いい効果ですね」と話した。

両親が新潟に縁があったこともあり、埼玉から関根学園への進学を選んだ。目標は「関根学園で甲子園に出ること」と言い、初戦の高岡商戦に照準を合わせる。鈴木は「強いところとやれることはちょっと楽しみ。まずは初戦を大事にして、自分のピッチングを貫きたい」と胸を躍らせている。【大島享也】

 

◆鈴木興丞(すずき・こうすけ)2008年(平20)1月9日生まれ、埼玉県出身。5歳から野球を始める。中学時代は浦和シニアに所属。憧れの野球選手は巨人の大勢投手。168センチ、65キロ。右投げ右打ち。血液型A。