関東第一が創価を下し、8年ぶり5度目の優勝を決めた。これで8年ぶり7度目のセンバツ出場が当確となった。

中盤に逆転した。1点を追いかける6回。1死二、三塁のチャンスで5番熊谷俊乃介捕手(2年)がファウルを続けた4球目。中前へしぶとく安打を放ち、同点に追いついた。さらに相手中堅手の打球処理がもたついている間に、二塁走者も一気に生還。逆転に成功した。

8回にも適時打と犠飛で2点を追加。創価の投手陣から4人の投手を引きずり出し、畳みかけるように攻略。

投げては準決勝で3イニング、6奪三振の坂井遼投手(2年)は「これで勝ったら甲子園」と先発のマウンドに上がり、9回1失点125球で完投勝利。140キロ中盤の直球と緩い変化球を織り交ぜ、打たせて取るピッチングを披露した。

最後の打者を二ゴロで打ち取ったあとは「ちょっともう表現できなかったです」と試合直後に大粒の涙を流した。

米沢貴光監督(48)は「気持ちの強い子なので、彼1人でいこうと決めていました」と投げ抜いた坂井をたたえた。

さらに決戦前夜には、部員たちから「優勝した瞬間がどう」と話し合う声が聞こえてきたという。「それもそれで良いのかなと。良いことを想像することは絶対プラスだと思って」。あえて「集中しろ」などとは言わずに、聞き流した。「緊張していたと思うがそれをはねのけたのは彼らなので、本当によくやったと思います」と賛辞を惜しまなかった。

▽関東第一・熊谷(中学時代からチームメートの坂井を好リード。打っては6回に同点打)「本当に最高です。(坂井は)変化球が特にキレていた」

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