春夏連続4強入りした19年以来の甲子園を狙う明石商が、15年連続のベスト16進出を決めた。背番号1の横山康瑛(こうえい)投手(2年)が今夏初登板で9回5安打1失点。3番打者としても同点打を含む2安打1打点で、ドジャース大谷に憧れる2年生が二刀流の才能を発揮した。

最後の打者を抑えても、横山は表情を崩さなかった。マウンド上では、淡々とアウトを積み重ねた。「最初はストレートが浮き気味だったので、変化球中心でストライクを取りに行こうと思った」。得意のスライダーで修正した。

3回、自らの暴投で兵庫工に先制を許した。「バットで取り返そう」と5回には同点打を放った。7回には好機を広げる安打で決勝点をお膳立て。「バッティングの方が好き」と、冷静なマウンド上とは対照的な笑顔だった。

狭間善徳監督(60)も「ほんまはピッチャーよりバッターなんでしょうけどね」と打者としても認める。本人も「二刀流を目指している」と高いレベルの投打で、将来はプロ入りの夢も持つ。中学時代は日本一も経験。決勝戦のスタンドで敗退を見届けた昨夏を「超えたい」と、投打で全国へ引っ張る。【林亮佑】

◆横山康瑛(よこやま・こうえい)2007年(平19)11月14日生まれ、兵庫県神戸市出身。神の谷小1から神の谷キラーズで野球を始める。西落合中ではヤング神戸須磨クラブに所属し、3年時に全国制覇。明石商では1年秋から背番号20でベンチ入りし、今夏から背番号1を背負う。憧れの選手はドジャース大谷。最速134キロで、持ち球はカーブ、スライダー、チェンジアップ。175センチ、69キロ。右投げ左打ち。

各地区開催日程、組み合わせなど【高校野球 夏の地方大会2024】特設ページはこちら>>