大阪桐蔭が興南との「春夏連覇校」対決を制し、2回戦進出を決めた。これで春夏通じて九州勢との対決は無傷の11連勝となった。

「1番中堅」の吉田翔輝外野手(3年)が攻守で躍動した。両チーム無得点の3回1死一、二塁から「チャンスで回ってきたんで、まず先制点がほしいなっていう気持ちで打席に入りました」と興南の好左腕、田崎颯士投手(3年)の内角低め直球を振り抜き、右中間を突破する2点適時三塁打をマークし、試合の均衡を破った。

守備では5回2死三塁から相手9番の右中間への打球に「取れると思った」と飛びつくダイビングキャッチをみせ、窮地を救った。今春センバツ準々決勝の報徳学園戦では一塁帰塁時に右肩を脱臼し、長期離脱を余儀なくされた。この日もテーピングをぐるぐるに巻いて出場。好守の後に右肩を気にするそぶりをみせ、交代となったが「全然問題ないです。大丈夫です」と軽傷を強調した。

投げては背番号11の中野大虎(だいと)投手(2年)が完封勝利を挙げ、勝利に大きく貢献した。大阪桐蔭の投手が夏の甲子園で完封勝利を挙げたのは08年福島由登(対常葉学園菊川)、12年藤浪晋太郎(2度=準決勝の対明徳義塾、決勝の対光星学院)、14年田中誠也(対八頭)、22年川原嗣貴(対二松学舎大付)以来5人目。2年生が完封勝利を挙げるのは、14年の田中以来10年ぶりとなった。