敗退チームのドラマにスポットを当てる「胸張ってイイじゃん」を随時掲載し球児たちの奮闘に迫ります。
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本来なら悔しい初戦敗退なはずだが、3校連合の一員として出場した大島海洋国際・中山剛生投手兼内野手(3年)の表情は達成感に満ちていた。「入学以来ずっと連合チームでした。もちろん単独で出たい気持ちはあったけど、(連合を)組ませてもらって出場できたことがうれしかったです」。一塁手と投手を入れ替わりプレーし、神宮のグラウンドを存分に味わった。
東京・葛飾区で生まれ育ち、漁師になることを夢見て「島留学」を決意。高校から親元を離れて全寮制の同校を選んだのは都立高で唯一「水産科」があり、大型実習船による乗船実習もある独自のカリキュラムが魅力的だったからだ。実家では魚を飼うことすらなかったが、今では水槽の立ち上げもお手の物。小学2年から始めた野球に打ち込むかたわら、小型船舶操縦士免許2級を取得するなど努力はグラウンド内にとどまらない。
卒業後はすぐに漁師になることは考えていない。「もっと魚のことを詳しく学んでいきたい」と海洋系の大学への進学を目指す。地球温暖化の影響で魚の生態系が変化する中で「ちゃんと環境変化のことを理解した上で、対応できるような漁師になりたい」とトビウオのごとく向上心は尽きない。【平山連】

