敗退チームのドラマにスポットを当てる「胸張ってイイじゃん」を随時掲載し球児たちの奮闘に迫ります。
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中央学院(千葉)梅村律志主務(3年)
主務就任はいきなり知らされた。昨年、新チーム発足のミーティングでいきなり発表。野手で入部したが、肩を外しやすく、直前の1カ月ほどは後輩の面倒を見ていたことから「もしかすると」と構えてはいた。だが、「選手として活躍したかったので…」と戸惑いもあった。
いざ取りかかると、梅村の性に合っていた。主な仕事は100人近い部員と指導陣の調整。遠征の準備や試合の記録員なども担当し、幹部としてチーム運営にも携わった。仕事を高いレベルでこなすだけでなく、座右の銘は「我々のため」だという利他的精神で、指導陣、選手問わず絶え間なく部内で気を配った。そうしているうちに、いつしか相馬幸樹監督(46)から「日本一のマネジャー」と呼ばれるまでになった。
この日も劣勢が続く中、後輩たちに「まだだぞ」「気持ち切らすな」と声をかけ続けた。「気持ちだけは絶対に負けない」と、スコアをつけられなくなるほど、ベンチで気持ちを前面に出し鼓舞した。
試合後は「悔しいですけど、やれることはできたかな」と充実の表情を浮かべた。当初は「自分も野球やりたいな」と葛藤しながらだった主務業は自身の誇りに。次の夢は「大学日本一のマネジャー」だ。【服部航大】

