岩手で花巻東が5-0で盛岡大付を下し、大会史上初の4連覇を成し遂げた。先発の萬谷堅心投手(3年)が5安打完封。打線も10安打と投打がかみ合い、5季連続、夏14度目の聖地切符を手にした。福島では東日本国際大昌平が10-7で学法石川を破り、春夏通じて初の甲子園出場を決めた。全国高校野球選手権(甲子園)は8月5日に開幕する。花巻東が史上初の岩手大会4連覇、14度目の夏甲子園をつかんだ。
決勝は3年連続で盛岡大付とのライバル対決。先発の萬谷堅心投手(3年)が9回5安打1四球で完封。けん制で3度も一塁走者をアウトにするなど、7回まで二塁も踏ませなかった。好リードした斎藤蒼梧捕手(2年)は2安打3打点を挙げるなど、打線も10安打で効果的に加点し、王者の貫禄を見せつけた。
昨夏から3季連続V、今大会まで県内公式戦18連勝と、追われる立場として挑んだ。佐々木洋監督(50)は「勝たなきゃいけないみたいな、金縛り的なところがあった」。準々決勝の久慈戦は2-1の辛勝。古城大翔主将(3年)は「ひとりじゃない、仲間がいる」とナインを鼓舞し、指揮官は「準決勝から攻めの気持ちでできたことが勝因」と振り返った。開校70周年のメモリアルイヤーにまた一つ、歴史を刻んだ。
◆花巻東 1956年(昭31)創立の花巻商(のちに富士短大付花巻)と57年創立の谷村学院が82年に統合した私立校。全校生徒は787人。野球部は56年創部で部員103人。甲子園は春が6度、夏は14度目。最高成績は09年春の準優勝。主な卒業生はエンゼルス菊池雄星、ドジャース大谷翔平ら。所在地は花巻市松園町55の1。小田島順造校長。

