インディアンス・フランコナ監督の息子で、退役軍人のニック・フランコナ氏(31)が大リーグ機構に対し、ドジャースを訴えた。複数の米メディアが報じた。

 同氏は海兵隊員としてアフガニスタンでの戦争に参加。その後、エンゼルスを経て、ド軍の育成部門のアシスタント・ディレクターとして働いていた。

 同氏が大リーグ機構にあてて書いたリポートによると、ボストンの機関に戦争による外傷性脳損傷の検査を依頼した直後から、ド軍内で徐々に差別を受けるようになり、最終的に退職に追いやられたという。

 一方、ド軍側は「彼の退職は差別によるものではありませんし、彼が退役軍人だからでもありません。これは外部の独立した機関による調査で明らかになっています」と反論。

 ヤフースポーツ電子版によると、フランコナ氏がド軍育成部門の上司ゲーブ・キャプラー氏(元巨人)と衝突したことが問題の発端だと話すド軍職員もいる。フランコナ氏はキャプラー氏とうまくいかず、別の部門への異動を求められ、それを「降格」と捕らえて退職を決意したという。

 現在大リーグ機構はこの件について調査中で、近日中にも結果が出るという。