マリナーズ・イチロー外野手(45)が16日(日本時間17日)、米アリゾナ州ピオリアでメジャー19年目のキャンプ初日を迎えた。 全体ミーティング後、グラウンドに姿を見せたイチローは、アップ、守備練習など、すべてのメニューを先頭で消化した。

一問一答は以下。

-選手としてキャンプ初日

イチロー イチロー選手って呼ばれるのが気持ちいいね。去年なんだっけ? 会長付特別補佐? 形だけとはいえ、距離があるんよ、それは、どうしたって。呼ばれてはいないんだけど、書かれたりする。呼ばれはしないけど(苦笑)。

-そのためにやってきたことがたくさんある

イチロー ここにいる誰もそんなことは想像していないと思うけど、僕にとっては大きな記念日ですよね。

-誰も経験したことのない状況でこの日を迎える新鮮さは

イチロー 誰もやっていないことを挑戦することは、僕はいくつか結果としても残してきたことがあるので。誰かがやったことがあることよりは、誰もやっていないことの方に飛び込んでいくという選択は、常々してきたつもりなので。今回もそのひとつ。ユニーク、特殊ではあるものの、そのひとつとして考えています。

-目指してきた1日。心の中に秘めるものは

イチロー あれからずっと秘めてはいましたけど、それは場所がそうしてくれる。次のステージに気持ちを上げてくれるというのは、日本でずっとトレーニングしていてもなかなか場所は変わらないと、この場所に来ないと果たせない、出来ない。想像はしてきたけども、イメージはしてきたけども、でもこの1日にはかなわない感じですかね。練習でどれだけバットを振っても、ゲームの1打席にはかなわない。そういう感覚かな。

-菊池とはどんな話を

イチロー 昨日も今日もあいさつしただけです。なんせ投手と野手は交わらないですからね、今の時期は特に。

-メンバーが変わった雰囲気は

イチロー 雰囲気はこれから作っていく。これからというか、シーズン入ってからでないとこれはできない。まず顔と名前を覚えなきゃ。