ヤンキース田中将大投手(30)が6回途中を6失点で今季2敗目(2勝)を喫した。4回までは2安打無失点。4点差に広げた直後の5回、2ラン2本を浴びてリードを吐き出した。

同点の6回は2四球で2死一、二塁としたところで降板。2番手ホルダーが勝ち越しの2点打を浴び「点差が開いた直後にああいう形になってしまった。チームの勢いをそいでしまうような投球になってしまった」と猛省した。

試合前時点でエンゼルス戦は通算6試合登板で無傷の3勝、防御率1・59。エンゼルスタジアムに限れば3試合で2勝0敗、防御率0・89と得意にしていた。今回も序盤はテンポよくアウトを積み重ね、修正中のスプリットも「前回に比べたら良かった」と言う。それだけに中盤の暗転は痛恨。チームの連勝を6で止めてしまい「悔しい登板になりました」と厳しい表情だった。(アナハイム=佐井陽介)