メジャー7年目のヤンキース田中将大投手が、今キャンプのテーマのひとつとして、「内角高めの速球」を挙げた。

近年のバット軌道の変化に伴い、昨季途中に手応えを得た球の精度をさらに磨くのが目的。「日本にいた時は必要ないだろうと思っていた。自分にとって去年、大きな収穫があった。投球の幅のひとつになるし、継続して使っていきたい」。

楽天時代の恩師、故野村克也監督の「困った時はアウトロー」の教えを肝に銘じる一方、左右打者によって、肘の高さ、体の使い方を修正するなど、独自のアレンジを研究中。

17日(日本時間18日)のシミュレーション試合では1イニングを投げる予定で、より高水準での調整へ進むことになる。(タンパ=四竈衛)