エンゼルス大谷翔平投手(26)が、プレーオフ進出へ望みをつなぐ貴重な1発を放った。「5番DH」で出場したパドレス戦の2回無死一塁、左腕モレホンの高め直球を捉え、7号同点2ラン。「早めに追いつければいいなというのはあった。残り少ないですし、全部勝つしかないので、その気持ちを持ってしっかりやりたい」と力強く話した。

3試合を残し、プレーオフ進出圏内のア・リーグ西地区2位のアストロズまで2・5ゲーム差。全勝が求められる中、この日は1回に先制点を奪われたが、大谷の一振りで流れを取り戻した。分が悪かった左腕から今季初の本塁打に「初球からタイミングを合わせていける準備だけできればいいと思って行きました」と振り返った。

4打数1安打2打点でチームの3連勝に貢献。「今日は結構、良い形で捉えていると思うので。全体的に良かったかなと思ってます」と手応えを口にした。25日からは強豪ドジャースとの3連戦。弾みをつけ、全勝で逆転進出を狙う。