レンジャーズ有原航平投手(28)が14日(日本時間15日)、オープン戦3試合目となるロッキーズ戦に先発し、4回、打者14人と対戦し、2安打無失点無四球3奪三振と好投した。

1回に2安打を許したものの、後続を打ち取り無失点。2回以降は、小気味よいテンポで3イニング連続3者凡退に仕留めた。「今日は真っすぐが良かったので、前回、前々回よりもいい投球だったと思います」。

キャンプイン直後、乾燥地アリゾナでもあり、滑るとメジャー球への戸惑いを口にしていたが、3戦目では全球種を投げ分けた。特に手応えを得たのが、速球とツーシーム。「(メジャー球に)慣れたと言ってもいい状況に来ているかと思います」と自己分析した。ウッドワード監督も「トレビノ(捕手)と話したが、ツーシームは約50センチも動いていたらしい。日本時代よりも、もっと多く三振が取れるんじゃないか」と、あらためて有原の能力を高評価した。

その一方で、有原自身は初球ストライクが少なかったことを反省。日本時代との調整ペースについて「今年の方がしっかり仕上がっていると思う。いい状況で開幕に向かっていけたらと思っています」と、順調に進んでいることをうかがわせた。