【ロサンゼルス(米カリフォルニア州)11日(日本時間12日)=斎藤庸裕、四竈衛】ドジャース大谷翔平投手(30)が、悲願のワールドシリーズ制覇に前進した。
2勝2敗で迎えた地区シリーズ第5戦に「1番DH」で出場。4打数無安打も、窮地で発した言葉の数々が現実となった。励まし続けた先発の山本由伸投手(26)は5回2安打無失点と力投。今シリーズ盤石の救援陣でパ軍打線を封じ、突破を決めた。パ軍の先発ダルビッシュ有投手(38)は7回途中3安打2失点と力投したが、打線の援護なく、チームは敗退した。
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ドジャースがキケとテオの2人のヘルナンデスの1発でパドレスを退け、3年ぶりのリーグ優勝決定シリーズ進出を決めた。
2回、8番「キケ」ことエンリケ・ヘルナンデスがダルビッシュの初球内角フォーシームを捉え、左翼スタンドへ先制ソロ。そのまま膠着(こうちゃく)状態が続いたが、7回に今季33本塁打の4番テオスカー・ヘルナンデスがダルビッシュのスライダーを左越えに放り込み、貴重な追加点を挙げた。
試合後の会見では2人でそろって登場。キケは「僕らヘルナンデスがそろってチームに貢献した。最高の気分だ」と喜びを口にした。お祭り男でチームのムードメーカーとして親しまれるキケ。これでポストシーズン通算14本塁打となり、大舞台での勝負強さの要因に「こんな舞台での活躍を子どものころから夢みてきた。なぜか力が出せるんだ」と笑った。5回無失点と好投した先発の山本には「支配的な投球だった。驚きはなかったよ。見事な投球をし、勝利への流れを作った」と称賛し、テオスカーも「今夜の彼は本当にすごかった。2得点だけでも勝てたのは、彼のおかげだ」とたたえた。



