世界遺産の名城、その城下町できのうの友を斬る!? オリックスの「隠れ城マニア」ブランドン・ディクソン投手(30)が登板予定の12日楽天戦に向けて意気込んだ。この日楽天入りが発表されたペーニャも出場。昨年までのチームの主砲と顔を合わせることになる。「ペーニャとは友人だが、試合になれば話は別。しっかりアウトを取りにいく」とシーズンに向け“きょうの敵”を印象づける。
追い風になる巡り合わせだ。12日にマウンドに立つ姫路球場の近くには、姫路城がそびえる。「白鷺城」の別名を持つ名城で、剣豪・宮本武蔵の妖怪退治などさまざまな伝説も城の歴史を彩る。ディクソンは日本での休日を城巡りなど名所旧跡探訪に充てるほどの歴史男子。「姫路城にも行ったことがある。城は米国にはないものなので面白いよね」。趣味を生かした余暇も2年通算17勝の好成績につながっている。
ペーニャはオリックスに在籍した昨年、リーグ2位タイの90打点、同3位の32本塁打を残した。その打棒は、姫路城の伝説の妖怪なみにやっかい。封じておかなければならない相手だ。「自信がない者は、マウンドに立つ資格はない。ペーニャが相手でも、アウトを取る」とディクソンも気分は剣豪武蔵!? オープン戦初登板の6日巨人戦は5回1安打無失点とさすがの安定感を見せた。シーズン初戦は4月2日ソフトバンク戦を任される可能性が高く、その前に楽天を抑える。【堀まどか】
◆姫路城 1993年(平5)に奈良県の法隆寺などとともに、日本初の世界文化遺産に登録された。1333年(元弘3)、播磨の守護職赤松則村が砦(とりで)を築き、その子貞範が1346年(正平元)に城を構えた。1580年(天正8)羽柴秀吉が西国攻略の本拠地として入城、翌年、3層の天守閣を完成。大天守と3つの小天守などの建造物と内濠(ぼり)、中濠の大部分が今も残る。大天守の修理事業が終わり、3月27日に再公開が始まる。「白鷺城」とも呼ばれる名城。




