オリックス4番候補に待望のアーチだ。DeNAから移籍したトニ・ブランコ内野手(34)が広島戦でオープン戦1号を放った。しかも打ったのは黒田から。4回無死一塁。甘い141キロツーシームをとらえた打球は左翼席に一直線に向かった。昨年までのメジャー右腕に日本復帰後初失点をなすりつけた。
「自分のやれることをやりながら、ここまでやってきた。形としてしっかり結果が出て良かった」。オープン戦出場8試合、19打席目での1発に満足げだ。12日の教育リーグ・ソフトバンク戦では左腕坂田から3ラン。バットを折りながら左翼席へ運ぶ驚きの一打で状態を上げてきた。
森脇監督は「糸井の後ろの打者だな」と新打線の重要ポイントを語る。ブランコはここまで「4番指名打者」で出場。3番糸井との並びなら、相手投手のマーク分散も期待できる。指揮官はこれまで「1番糸井」構想も掲げ、中島、小谷野もいる。ただこの3、4番が基本線となりそうだ。
ブランコは黒田について「シュートもフォークもいいキレだった。前田もいるしカープは手ごわい相手になるね」と余裕の賛辞を送った。キャンプ中に首脳陣から待ったがかかる練習の虫。昨年は3度の太もも肉離れで出場85試合にとどまったが、今季は豪打復活の予感が漂う。【大池和幸】



