デホに異変-。ソフトバンク李大浩内野手(32)にアクシデントが発生した。腰の張りを訴え、25日にヤフオクドームで行われた全体練習から外れ、治療に専念した。首脳陣は軽症を強調したが、今後の状態次第では27日開幕ロッテ戦のオーダーから名前が消える可能性が出てきた。新打線の5番がピンチに立たされた。

 開幕ダッシュを狙う工藤ホークスに、暗雲が垂れ込めた。本拠地で行われた全体練習に、李大浩の姿はなかった。腰の張りを訴え、完全別メニューで調整。はり治療やアイシングでケアに努めた。

 「朝起きたら、腰が重いなと思った。痛みではない」

 練習前の球団職員を含めた写真撮影ではユニホームに着替え、右翼の位置まで歩いた。しかしベンチ裏では腰を曲げて歩く姿も見られた。開幕2日前のアクシデント発生だ。

 昨年は公式戦だけでなく、日本シリーズまで全試合に4番で先発出場。腰が万全でない状況もあったが、休養は不要だった。痛みに強い男が、今回は様子が違った。「試合があれば出場したか」と問われると、強気の姿勢は見られなかった。

 李大浩 今日が試合なら、休んだと思う。ちょっと重たい。筋肉が驚いたような感じ。

 27日の初陣まで時間は限られている。開幕戦に間に合うのか。「明日、起きてから。それから話します」と語気を強めた。今後の回復を待つことになるが、開幕オーダーからその名が消える可能性が出てきた。

 工藤監督は昨年までのクリーンアップを再編し、李大浩を5番で起用することを決めている。出塁率や走力のある選手を上位に並べ、その走者を一掃する役割を期待している。藤井打撃コーチは「無理はしないということ。大げさな話ではない。慌てて、どうこうすることはない」と軽症を強調した。工藤監督も「明日様子を見て。重ければ、何か言ってくるはずだよ。特に聞いてないから」と楽観視した。

 長期離脱するような状態ではないが、弾みをつけたい開幕戦で李大浩を欠けば、チームにとっては痛手だ。回復を願うばかりだ。【田口真一郎】