ソフトバンク摂津正投手(32)が今季初勝利を挙げた。西武打線を7回7安打3失点。先行を許す苦しい投球ながら、エースの粘りが逆転劇につながった。

 「(球場との相性は)悪くないです」。11年の先発転向以来、昨年までの西武ドームでの通算成績は8勝1敗。ヤフオクドームと比べ、傾斜の緩いマウンドに、序盤は制球に苦しんだが、高い修正力で白星を呼び込んだ。

 初回1死一塁から3連続四球を与え、押し出しと犠飛で2点を献上。3回には昨年の本塁打王メヒアに1発を浴びた。だが「体の開きが早かったので直しました」と、フォームを修正。5回以外は毎回走者を許しながら6、7回は併殺打で西武の攻撃の芽をつんだ。工藤監督も「微妙なコントロールを崩したが、調整して7回まで投げてくれた。先発として合格点」と、労をねぎらった。

 開幕投手として4年連続の開幕戦白星は逃したが、登板2戦目で勝利をつかんだ32歳エース。松坂は長期離脱危機の状態だが、その不安を感じさせない投球で、指揮官に今季初の貯金を届けた。【福岡吉央】