日本ハムが今季初めての0封負けを喫し、3位に転落した。オリックス11回戦は、ディクソンの前に散発5安打と打線がつながらず、無抵抗のまま力尽きた。ディクソンには今季4度目の対戦で3連敗。栗山英樹監督(54)は「対策を練って、次やるときには何とかしたい」と危機感を募らせた。

 俊足の西川が、三塁ベースから数歩、リードを取った。3回2死三塁。本塁まではあと20数メートル。結果的にこの場所が、この日の“最高到達点”になった。開幕から39試合目。初めて、走者がひとりも本塁に生還することなく、ゲームセットを迎えた。栗山監督は「10対0が10対3になるより、今日の2対0の方が意味があると思っている。完封負けするのはいけないけど、これを生かすしかない」。今季初めての屈辱を、前向きに受け止めた。

 陽岱鋼をケガで欠き、田中、岡もコンディション不良。得点力を上げるため、「禁じ手」に踏み切った。前日15日はDHだった近藤を、3番・捕手で起用した。「(初回にベンチに)帰ってきて投手と打ち合わせもしなきゃいけない。負担が大きい」。1回に打順がまわる上位で捕手を使うことに抵抗はあったが、打率チームトップの近藤のバットに期待をかけた。

 だが1回にボテボテの打球が内野安打になって出塁したが、2打席目以降は3打席凡退。後ろを打つ主砲・中田も、4打数無安打とブレーキになった。ゴロアウトが多かったことを問われた中田は「ゴロを打ちたくて打ってるわけじゃない」。ふがいない内容に、語気も強くなった。

 ディクソンとは今季4度目の対戦で早くも3敗目。対戦打率2割2分1厘、26イニングで6得点と攻めあぐねている。まだ5月。今後も対戦を重ねることが予想されるだけに、栗山監督は「こういう試合は1球を仕留められるかの勝負になる。対策を練って、次やるときにはなんとかしたい」。リーグを制するための「障害」は、早めにクリアしておきたい。【本間翼】