巨人阿部慎之助内野手(36)が7日、首痛のため、今季2度目の出場選手登録抹消となった。慢性的な痛みを抱えていたが、「日本生命セ・パ交流戦」のソフトバンク3回戦前に原監督と話し合い、完治を優先させる方針が決まった。チームは一昨年5月以来の東京ドームでの同一カード3連敗。この屈辱をバネに、9日の日本ハム戦(札幌ドーム)から立て直す。

 ソフトバンク戦前の練習に、背番号10の姿はなかった。慢性的な首痛を抱えながらプレーしていた阿部だが、前日6日の同戦でキャッチャーマスク越しにファウルチップを食らった。「ちょっとダメージが大きかった」と痛みが悪化。原監督と話し合い、2軍で回復を最優先させることになった。「こういう結果になってチームに申し訳ないです。しっかり治して、また万全な状態で戻ってきたいです」と気丈に話し、試合前に東京ドームを後にした。

 巨人を支える野手陣の柱の今季2度目の抹消は、チームにとっても痛手だ。復帰時期は未定だが、原監督は「(1軍に)いると使いたくなるし、存在が大きいわけだから、コンディションを整えるためにちょっと時間を与えます」と説明。4月に左大腿(だいたい)二頭筋(太もも裏)の肉離れで離脱していたこともあり、起用法については、近日中に受ける検査結果とその後の経過を慎重に見守りながら、最善策を考えていくことになりそうだ。

 阿部離脱の嫌なムードを振り払いたかったが、個の力が突出したソフトバンクに力負けした。投打で圧倒され、東京ドームでは約2年ぶりの同一カード3連敗。セ・リーグ勝ち頭の6勝を誇る高木勇を配しても、勢いは止められなかった。強烈なスイングを見せる上位6番打者までに打点は許さなかったが、7番高田と投手寺原の下位打線に痛打を浴びた。

 この悔しさを糧にする。原監督は「防げる失点だった感じがする」と話しつつも、相手の姿に今後の肥やしを見いだした。「全体的に相手打線が投手陣にプレッシャーをかけている。戦う前に圧力をかけるというか、考えさせるのは勝負する上で重要。1つの教訓として、非常にいい3連戦だったと思う」と前向きに捉えた。3連敗でも首位はキープした。動じず、チーム力を上げながら、態勢を整えていく。【浜本卓也】

 ▼巨人は3月31日~4月2日中日戦、5月4~6日広島戦に次いで今季3度目の同一カード3連戦3連敗。中日戦はナゴヤドーム、広島戦はマツダスタジアムで喫しており、本拠地の東京ドームでは13年5月6~8日阪神戦以来。原監督が復帰した06年以降、東京ドームで同一カード3連戦3連敗の回数を出すと

 06年(2)、07年(2)、08年(0)、09年(0)、10年(0)、11年(0)、12年(0)、13年(1)、14年(0)、15年(1)

 08年以降は本拠地の3連戦3連敗が13年の1度しかなかった。