パ・リーグにならい、しっかりした土台を作る。巨人は今日16日の練習でフリー打撃ではなく、ロングティーを実施する。交流戦は打線が沈黙して7勝11敗。チーム総得点がパの6球団を下回り、12球団でも9位の60点(15日時点)と、打線が力を発揮できなかった。

 原辰徳監督(56)は、敗戦の中に成長への肥やしを見いだしていた。「日々反省。反省が成功への手段。そこに対策とか今後がある」と引きずらず、すぐに先を見据えた。19日の中日戦(東京ドーム)を前に、まずは原点回帰の練習法でスイングの力を取り戻すのが狙いだ。パ・リーグとの戦いで直面した現実を受け止め、糧にし、リーグ戦再開に備える。

 ロングティーの狙いは土台の再構築にある。交流戦ではロッテ角中や西武森ら、大地にどっしり根を張るように、下半身主導で力強いスイングを打つバッターが目立った。ロングティーは誰もが経験したことがある練習で、目新しさはない。中田やレアードら日本ハム勢も、試合前に行っていた。足腰をしっかり使わないと打球が飛ばないため、下半身を意識したスイングにはいい鍛錬になる。気分転換も兼ね、じっくりと基礎に立ち返る。

 交流戦では、2軍で基礎的な練習を重ねてきた堂上や立岡ら昇格組が奮闘を見せた。原監督は「2軍は正しい練習をしている。我々ももう少し工夫しないとというのはある」と、そこにも向上の余地を見いだしていた。いいものは、いい。まずはパ・リーグのいいところを取り入れ、混セの戦いに向けた準備を整える。【浜本卓也】