雨に笑って、雨に泣いて、ミスにも泣いて…。中日はミス連発の惜しい逆転負けで、岐阜のファンを失望させた。1点リードの7回、荒木の失策からピンチを招き、打球判断ミス、お見合いヒットなど失態の連続。かろうじて最下位転落はまぬがれたが、ヤクルトとはゲーム差なし。「混セ」に拍車がかかった。
2-2の5回終了時に雨が強まり21分間の中断。振り返れば、同点で5回コールドゲームになっていればよかった。そう思える後味の悪い試合だった。
再開後の6回、平田の二ゴロを山田がぬかるんだ土に足をとられ、内野安打になった。2死三塁から敵失で1点を勝ち越した。
このラッキーパンチを生かせないのが今の中日だ。1点リードの7回。先頭雄平の平凡なゴロを二塁荒木が悪送球。「僕が悪いです」。雨で滑ったとみられるが、名手の信じがたいミスから悲劇は始まった。
1死後、代打ユウイチの左翼右へのライナーに対し、藤井はいったんノーバウンド捕球を試みたが途中であきらめ、同点二塁打にされた。続く山田の遊撃後方への凡飛は大島とエルナンデスがまさかのお見合い…。ピンチは止まらず、その後に逆転を許した。
谷繁元信兼任監督(44)は「もう、そのまんまです。すべて痛かった。あれだけミスが出て勝とうなんてね…勝ったら奇跡ですよ。そういう試合。以上!」とバッサリ。大島は「あそこは、声を出さないルール。エルナンデスが捕るものだと思った。でも、僕が捕らないといけなかった…」と背負い込んだ。
かろうじて最下位転落はまぬがれたが、6位広島とはゲーム差なしの4位。9日のロッテ戦から○●○●○●○●○●の星取りがチーム状況を物語る。また度合いを深めた「混セ」を勝ち抜くには、あまりに心もとない岐阜の夜だった。【柏原誠】



