4度目も負けた。虎は苦手にしている巨人アーロン・ポレダ投手(28)に4戦4敗となった。初回に機動力を駆使して先制点を挙げたが、6回で奪ったのはその1点だけ。ポレダには4安打に抑えられ、天敵打破とはいかなかった。

 またも天敵を打ち崩すことができなかった。6回を1点に抑えられた。4戦で4敗を喫した。終わってみれば、ポレダに対して屈辱の数字だけが残った。

 和田監督 そう簡単に連打で打ち崩せるようなタイプの投手ではないので。何とか初回、というところだったけどね。序盤に追いつくチャンスがありながら、追いつけなかったことで重くなってしまった。

 確かにここまでの3戦とは違った。初回、2番俊介が中前打で出ると、仕掛けた。福留への2球目にスタート。今季初盗塁を決めると相手の失策も重なって1死三塁とチャンス拡大。ここで福留がセンターへ犠飛を打ち上げて、あっという間に先制点をもぎ取った。ポレダ相手に先手を奪ったのは初めてのことだった。

 3回にも上本が盗塁を成功させるなど、これまでの対戦では慎重だった猛虎が積極的に揺さぶった。だがグラグラ揺れる巨漢左腕を突き崩す、もう一押しができなかった。3回には福留が速球でねじ伏せられた。そして、悔やまれたのは1-2と逆転された後、4回1死三塁のチャンスだった。鳥谷の打球は高いバウンドで遊撃の右へ転がったが、三塁走者のゴメスは本塁へ突っ込まなかった。

 和田監督 あそこは打球判断というところで。打球見てパッと、スタートきれないと(本塁へ)いけないところなんで。ストップはストップなんで。

 原則、ゴロなら「ストップ」だが、高いバウンドなどであれば「ゴー」という方針だったようだ。決して走塁レベルの高くないゴメスが突入という判断ができなかった場面だが、高代三塁ベースコーチは「高いバウンドだからいけというのは虫が良すぎる。(走者が)大和、上本ならまだしも…」とストップは仕方ないとの見方を示した。

 結局、次打者の森越が空振り三振で無得点。ポレダに4勝目を献上することになってしまった。

 和田監督 傾向として同じ投手に、かつ左投手にやられることが目立つ。そういう投手が何人かいるんで。いくらシーズン序盤でやられても、最後はやっつけられるようにね。

 結果的にどう1点をもぎ取るかという細かい部分の差が浮き彫りになる敗戦となった。ただ、指揮官の言葉通り、やり返すチャンスはまだある。スピードとパワーで分の悪い左腕からどう得点していくか。宿題は持ち越しとなった。【鈴木忠平】

 ◆阪神今季の苦手投手 阪神は巨人ポレダに4戦4勝を許した。8日に対戦した中日大野には3勝をマークされ、防御率0・56と牛耳られている。広島ジョンソンには3試合で1勝しか挙げさせていないものの、防御率0・95と苦戦。リリーフでは巨人沢村に1勝3セーブ、防御率0・00と封じられている。