阪神和田豊監督(52)が日大の後輩・真中監督との首位攻防第1ラウンドを制した。4時間14分、20人の選手を使った総力戦の後、虎将は思わず苦笑いした。
「きょうみたいにクリーンアップが打つと、こういう試合になる。ただ、甲子園で打ち合いになるとは思わなかったな」
一戦必勝の思いが超攻撃的タクトとなった。5点ビハインドの4回、マートン、新井の連続本塁打で2点差とすると、2番手歳内に代えて切り札、狩野を送った。さらに6回1死一塁、好投していた岩本に打順が回ると、代打俊介を告げた。俊介がヒットでつなぎ、福留の同点打へとつながった。
爆発の予感はあった。中日に連勝した後、あとはクリーンアップが打てば点が取れる-。そう断言していた。鳥谷&上本の1、2番が定着し、下位打線では長打が魅力の江越が台頭した。つながりが出てきた。
「全員が何とかひっくり返すという気持ちでやってくれた」
5点ビハインドでも、指揮官には自信があったようだ。攻めて、攻めて、乱打戦を制した。勢いに乗るヤクルトを、打力で返り討ちにした猛虎が首位固めに入る。
◆月間勝ち越し 阪神は7月を12勝10敗。6月の11勝7敗1分けに続き、2カ月連続の月間勝ち越し。



