巨人を突き放す! 3戦目となる20日巨人戦に先発する阪神藤浪晋太郎投手(21)が17日、都内の神宮室内練習場で指名練習に参加。キャッチボールなどで汗を流し、G倒に照準を合わせた。東京ドームでは5連敗中だが、10年ぶり優勝への道筋をつける決戦だ。中5日調整を続けてきた大黒柱が、V奪回ロードを先導する。

 屋根に打ちつける雨音が激しくなった室内練習場で、藤浪は岩崎とともにリラックスした雰囲気で汗を流した。練習を終えタクシーに乗り込む前、巨人戦に向けた決意を込めて言った。

 「しっかりここを取っておけばというところなので。大事な試合なので」

 3位巨人とのゲーム差は3・5。突き放すのか、迫られるのか-。その重要性は承知の上だ。今カードで阪神が勝ち越せば、巨人の自力優勝は消滅する。ペナントのヤマ場を迎え、3戦目に先発予定の藤浪の双肩にかかる期待はグッと増す。

 まずは負のデータを吹き飛ばす。プロ3年で東京ドームでの勝利はわずかに1勝。プロ1年目の13年8月4日、菅野と投げ合い、巨人戦初登板初勝利の白星を手にしてから5連敗中だ。今季伝統の一戦は5試合に登板し1勝3敗、防御率3・11。真夏の決戦で、負の数字を断ち切りたい。

 「立ち上がりをビシッといきたいです。最初からいいピッチングができるように心がけたいです」

 今季10勝目を挙げた前回14日ヤクルト戦、前々回DeNA戦と続けて立ち上がりに苦労した。しかし、抜群の修正能力を発揮し、高卒から3年連続2桁勝利をリーグ一番乗りで飾った。中5日の調整を続け、大一番の巨人戦に合わせてきた。自身3連勝の勢いと勝ち運。風は藤浪に吹いている。刃向かう巨人の進撃は許さない。独走の速度を上げる白星をチームに呼ぶ。【宮崎えり子】