ソフトバンク2年目上林誠知外野手(20)が、母校・仙台育英の準Vパワーを胸に1軍での活躍を誓った。21日、登板機会がない摂津の代わりに出場選手登録をされ、高校時代を過ごした仙台に乗り込んできた。プロ初スタメンも濃厚だった楽天戦は雨天中止となり「雨はしょうがないですけど、悔しい」。だが、出番に向けて、すぐに気持ちを切り替えた。
5月18日にプロ初昇格するも2打席凡退で同月24日に降格。約3カ月ぶりの1軍だ。2軍では打率3割3分3厘でウエスタン首位打者。8本、35打点と結果も残してきた。「優勝マジックも残っている中、呼ばれてびっくりしました」。目の前のチャンスに身震いした。
前日20日は、甲子園決勝戦のアルプス席にいた。2つ下のエース佐藤世那らが、東北勢初優勝へ向け必死にプレーする姿をタオルを振りながら声援した。試合後は宿舎へ行き「ありがとう」と後輩たちと握手した。佐々木順一朗監督(55)には1軍昇格を報告。上林は「出たら(本塁打を)狙ってこいと言われたんですが、さすがに狙いはしないですよね」と笑った。
楽天は右腕のレイがスライド登板。今日22日も出場する可能性は高い。工藤監督は「期待するから上げている」と話す。5月のお試し昇格とは違い、優勝へ突き進むチームの戦力の一員としてのベンチ入りだ。
上林も「仕留める確率は高くなった」と自信を持つ。高校時代、暴れまくったコボスタ宮城でマジック減らしに貢献する。【石橋隆雄】



