虎には負けん! 広島前田健太投手(27)が24日、逆転Vへの誓いを新たにした。登板予定の27日阪神戦に向けて調整。首位阪神とは11試合残し、次回が今季初対戦となる相手に、エースも4度対戦することになりそうだ。首位との直接対決がペナントレース終盤の大きな鍵を握る。まずはエースも登板する今日からの3連戦で3連勝を狙う。

 長いシーズンの戦いも残り33試合となった。夏場に入っても順位を意識しなかった前田の表情も、引き締まってきた。マツダスタジアムで黒田やジョンソンらとともにラストスパートへ向けて汗を流した。

 「残り少ないですし、1つの勝ち負けが大きくなってくる。勝てるように投げていきたい。自分に勝ちが付かなくても、チームに勝ちがつくように投げたい」

 6年連続2桁勝利に王手をかけてから2試合足踏みが続く。三度目の正直を信じ、27日に先発する。首位に立つ阪神とは、昨年10月のCSファーストステージ以来、今季初対戦。「極端にメンバーが変わってないのでイメージは変わらない」。あくまで冷静だ。

 広島は阪神とまだ11試合残し、前田は4度の対戦が見込まれる。「残り試合が多いと選手は気持ちが入りやすいし、分かりやすい」。首位を相手に大きく勝ち越すことで、逆転優勝に望みをつなぐことができる。それだけに4度先発の右腕に重圧がかかるが、覚悟している。「投手が勝敗の半分以上を握っている。先発が0点に抑えれば負けない。毎試合出られないけど、その試合に勝ちたいという思いは、試合に出る選手の中でも一番強い」。託された使命は分かっている。

 広島は5つの借金を抱え4位。厳しい状況は続くが「チームを優勝させるのがエース」と言い続けてきた右腕にとって、目標に下方修正はない。頂点を見つめ、ギアをトップに上げようとしている。最低でも3連戦の勝ち越しが求められる今日からの戦いも「みんな全部勝とうと思ってプレーしている。誰も(同一カード)2勝1敗でいいやとか思っていない。全部勝ちたいと思っている」とナインの思いを代弁。全勝宣言だ。頂点に上りつめるためには、勝ち続けるしかない。【前原淳】