大量援護にも守られ、ソフトバンク・リック・バンデンハーク投手(30)がまた白星をつかんだ。無傷の8勝目は、外国人投手では史上3人目の開幕連勝記録。日本ハム打線を6回1失点の好投。初登板となった敵地、札幌ドームで2位のライバルを封じ、苦手だったビジターを克服した。
「硬くて角度のあるマウンドは好き。今日は直球の角度もつけられたし、スライダーもよかった。とても素晴らしい球場で、楽しんで投げられた。(8連勝は)仲間に感謝したい」
これまでホームゲームでは7戦6勝、防御率1・69。一方、ビジターでは4戦1勝、防御率5・21とその差は歴然だった。札幌ドームのメジャーのような硬いマウンドを味方につけ、7奪三振。4回には無死満塁のピンチでも後続をピシャリ。6回に1点を許したが、ビッグイニングを作らせなかった。
韓国リーグでもサムスンで2年連続で優勝を経験してきた。1年目の日本でも優勝への思いは強い。「優勝争いをしている中でプレーできていることは素晴らしい。永遠に(自分の記憶に)刻まれる時間だと思う。1つ1つ大切にしながらやっていきたい」。韓国で昨年、史上初の4連覇を遂げた常勝チームにいても経験できなかったほどの独走。80分の8。負け知らずの新助っ人もぶっちぎり優勝に貢献する。【福岡吉央】
▼バンデンハークが無傷の8連勝。外国人投手の開幕8連勝以上は64年バッキー(阪神)9連勝、88年10連勝、94年9連勝の郭泰源(西武)に次いで3人、4度目。来日1年目では初めてで、バンデンハークはデビューからまだ負けがない。日本人投手を含め、デビューから8連勝以上は7人目で、パ・リーグでは56年稲尾(西鉄)01~06年愛敬(楽天)と並ぶタイ記録。



