直線距離で約480キロ、遠く離れた宮崎の地にも、金本新監督誕生の一報は熱を帯び届いていた。26日まで開催のフェニックス・リーグに参加している若虎たちは、新体制でレギュラー奪取すべく、猛アピールを誓った。今季ブレークを果たしたルーキー江越大賀外野手(22)も気持ちを高ぶらせた。
「自分がアピールするところは(フルスイングや)そういうところになる。今年はある程度チャンスをもらったけど、結果を残せなかったらチャンスがどんどん他の人にいってしまう。もう1回気を引き締め直していきたい」
1年目は56試合に出場。持ち味のフルスイングで5本塁打をマークした。金本新監督もCSのラジオ解説で「阪神にはいないタイプの選手」と高い評価をしていた。
この日の日本ハム戦でも、2回2死満塁で斎藤の直球を強振。左翼手の頭上を痛烈なライナーで破る2点二塁打を放った。守備でも初回に石川慎のバックスクリーン手前の打球をジャンピング捕球と大ハッスルだった。
江越と同じく外野のレギュラーを争う伊藤隼太外野手(26)も「自分の能力以上のものは出ないし、しっかり課題を克服して臨めるようにしたい」と闘志を燃やす。この日は出番が無かった正捕手候補の梅野隆太郎捕手(24)も「自分のやるべきことは決まっている。最大限アピールすることが一番大事になると思うし、それ以上のことはない」と目をぎらつかせていた。
猛虎変革を任された金本新監督の誕生。その効果は宮崎で汗を流す若手選手たちにも表れていた。【梶本長之】




