花巻東の高橋樹也(3年)は、広島3位と高い評価を受けた。
高橋はほおを赤らめた。緊張して待った1時間半。午後6時30分の吉報は「広島3位」だった。「すごく上位だと思う。ホッとしています」。プレッシャーから解放され、興奮も重なったのか、表情はどんどん紅潮していった。
甲子園、高校日本代表で活躍した左腕には、12球団から調査書が届いていた。広島には行ったことがない。練習に打ち込んだ3年間、テレビ観戦した記憶も少ない。指名後に佐々木洋監督(40)から「高校生の育成にとてもたけているチーム」と聞かされた。「すごくいい球団に指名された」と、早くも広島名物の猛練習を楽しみにする。
好きな色は花巻東カラーの紫だが、カープカラーの赤にも縁がある。花巻・笹間一小で所属した「笹間一スポーツ少年団」では、赤いユニホームだった。7年ぶりの赤。「早く慣れて、すごく似合うようになりたい」と心待ちだ。
「一生懸命に自分を高めて、いつか投げ合いたい」と夢見る相手は、高校の先輩・西武菊池、日本ハム大谷。会見後、大谷からは祝福の電話をもらった。偉大な2人をも超えるという指先感覚、制球力を武器に、高橋樹也が赤ヘル軍団に乗り込む。【金子真仁】



