米プロスポーツの現場を体感せよ! 日本ハム木田優夫ゼネラルマネジャー(GM)補佐(47)が17日、来年2月の米アリゾナキャンプ参加選手に指令を出した。「(米プロバスケットボールの)NBAは絶対、見ておいた方がいい」。キャンプ地の米アリゾナ州にはフェニックス・サンズが本拠地を置く。試合会場は宿舎から車で約30分。チームの滞在期間中にサンズは5試合のホームゲームが組まれている。「なぜ、あんなに人気があるのか。生で体感してほしい」と、異種競技のトップリーグの“視察”を推奨した。

 プロ野球選手として見聞を広めてもらいたい狙いがある。木田GM補佐も現役時代にNBAを体感した。大リーグに挑戦した99年。入団したタイガースのキャンプ地の米フロリダ州にあるオーランド・マジックの試合を生観戦した。「コートの上にある大きなビジョンや音楽を使った演出は、日本にはないものばかりだった」。常に観客を飽きさせない場内演出に驚くとともに、プロスポーツに求められるエンターテインメント性も再認識したという。

 同時期には北米プロアイスホッケーのNHLもシーズン真っ最中。アリゾナ州にはフェニックス・コヨーテズがあり、サンズと同様に5試合がチーム宿舎近郊で開催予定。いずれもナイターのため、練習時間とかぶることもない。木田GM補佐は「そういう場所に行くなら、宿舎への帰りが遅くなってもいいと思う」と、寛容な姿勢だ。競技は違えど、有料でファンを楽しませることは共通する。ファンサービスのあり方を再考する貴重な機会ともなりそうな生観戦のススメだ。【木下大輔】