中日大野雄大投手(27)が3・25開幕戦にまっしぐらの「エース道」を歩む。6日、初の米国自主トレのため中部国際空港を出発。メジャーリーガーも通うアリゾナの施設「フィッシャー・スポーツ」に1週間ほど滞在する。

 谷繁監督が筆頭候補に挙げるなど開幕投手はほぼ確実。新選手会長は「3月25日にベストを合わせます。意識さえしっかりしていれば体も大丈夫。これまでオープン戦はアピールする場だったけど、今年は開幕に合わせればいい」と自覚たっぷりに話した。

 メリットは多い。この時期に体作りに専念できる。「ボールを放ることについてはゆっくりの段階。体がメーンです。(肩は)焦って作ってはいない」と説明した。2月1日は全員ブルペン入りが中日1軍の慣例だが、100%で投げるつもりはない。スロースターター返上のために昨年は調整を早めて成功。それを元のペースに戻すが、不安は一切感じていない。

 アリゾナでもボールは基本握らず、体力強化に専念。昨季は12球団トップの207回1/3を投げ、完投も同2位の6。「去年より今年。すべての数字を伸ばしたい。向こうの人たちがどうやって1年間戦う体を作っているのか、勉強してきたい」とさらなるタフさを身につけるため、米国に渡る決意をした。

 「目標はまず優勝。そのために自分自身が新しいことを取り入れてパワーアップ、レベルアップする。全員が『目標は優勝』と言えるチーム作りをしていきたい」。3月25日の阪神戦。焦らず騒がず、明確なスタート地点に向かって仕上げていく。【柏原誠】