日本ハム大谷翔平投手(21)が、女性誌デビューする。11日、自主トレ拠点の千葉・鎌ケ谷で、マガジンハウス社の女性向けライフスタイル情報誌「Hanako」のインタビューを受けた。2月10日発売の創刊1104号で、見開き2ページで私生活や女性観などについて語っているという。プロ野球選手が同誌に掲載されるのは初めて。「話題性のあるイケメン」ということで白羽の矢が立った。

 球場の一角だけが、甘~いムードに包まれていた。ライターやカメラマンなど3人の女性に囲まれる大谷。にこやかに、初めての女性誌取材をこなした。20代女性をターゲットにした、マガジンハウス社のライフスタイル情報誌「Hanako」。同誌関係者は「(起用の理由は)話題性があって、若くて注目のイケメン。女性誌なので、やっぱりそこは大事です」。説明しながら目尻が下がった。

 若手アスリートを紹介する「ロッカールームで待ち合わせ」というコーナーに登場する。これまでサッカー日本代表の柴崎岳(鹿島)、バレーボール日本代表の柳田将洋(サントリー)、ボクシングの井上尚弥らが誌面を飾ったが、プロ野球選手は初めての登場となるという。「通常は1ページなのですが、大谷選手は見開き2ページの拡大版です」(同関係者)。同社としても意気込みが違う。

 スポーツ雑誌や男性誌など、数々の取材をこなしてきた大谷にとっても、女性誌にインタビュー取材を受けるのは初体験。「プレーの深い話を聞いても、(女性読者には)伝わりにくい」(同関係者)ということで、自然と話はプライベートな話題へ。好きな女性のタイプなど女性観についても、赤裸々に語っていたという。

 発売は来月10日。一昨年は2桁本塁打&2桁勝利を達成し、昨年は投手3冠に輝いた大谷の活躍は、いまや球界だけにとどまらない。【本間翼】

 ◆大谷と雑誌 14年10月発売の「AERA」で表紙モデルに抜てき。アンダーシャツ姿で、隆々とした右腕がクローズアップされた。日本球界在籍者では11年楽天・田中(現ヤンキース)以来3年ぶりだった。15年6月には男性ファッション誌「smart」に登場。インタビューで休日の過ごし方や好きなブランドについて答えている。