レギュラー? 首位打者や! 阪神西岡剛内野手(31)が28日、大阪・豊中市のスポーツジムで自主トレを公開。復活を目指すタテジマ4年目の今季、大目標として「首位打者獲得」を掲げた。過去2年は故障に泣かされたが「こわいものはない」とキッパリ。金本阪神元年に、自身の輝きを取り戻すことを誓った。

 西岡の主張は明確そのものだった。報道陣に目標を聞かれた結果でもなく、周囲にうながされたわけでもなく、自分自身でいきなり口を開いた。

 「目標は首位打者です。(二塁の定位置を)競争していくという、自分が置かれている立場は分かっているつもりです。でも試合に出れば目標は首位打者。それを狙っていきます」

 打率3割4分6厘をマークし、自身初の首位打者を獲得したのはロッテ時代の10年。それから大リーグ挑戦、阪神で日本球界復帰と時を重ねてきた。そして、今、再び打者の頂点というべきタイトルに照準を合わせているという。

 「もちろん簡単じゃないのは分かっています。タイトルを取ってから6年たった。いろいろなことがあった6年でした。6年前に戻るのは難しいとも思う。でもレギュラーを取ることが目標なら、やれ、となって開幕した時点で目標達成になってしまう。そんなレベルでは考えていません」

 阪神1年目の13年こそ戦力となったが14年は福留と守備で激突するアクシデントがあり、昨年は右肘故障。2年連続でケガに泣かされた。1億8000万円から1億800万円への大減俸もあった。そして迎える金本阪神元年の今季は定位置は約束されておらず、上本、大和らと二塁を争う立場だ。それでもあえて目標を高く置いた。

 福留の存在もある。阪神入団は同じ13年。ともに大リーグ帰りという共通点もあり、励まし合ってきた。その福留も今季、39歳での最年長首位打者獲得を大きな目標にしている。

 「(福留)孝介さんとは同じ時期に阪神に入って、尊敬する先輩の1人。そういう人とタイトルを争えればチームにとってもいいことだと思う。でも絶対に負けないですよ」

 故障続きで戦意を失っていた昨年、秀島正芳トレーナー(33)と知り合い、スピードを取り戻すことを中心に二人三脚でここまで鍛錬を続けてきた。自信があってこその“ビッグマウス”。西岡ならではの言行一致が復活すれば、虎党の楽しみは増える。【編集委員・高原寿夫】

<西岡の阪神での3年>

 ◆13年 1番二塁で開幕戦のヤクルト戦で3安打2打点。チームを前年5位から2位に押し上げ、ベストナイン受賞。

 ◆14年 開幕3試合目の巨人戦で、飛球を追い福留と激突し左肩脱臼などで離脱。復帰-抹消-再復帰のシーズン後、右肘を手術。

 ◆15年 4月16日中日戦で阪神では初の2番も。5月22日DeNA戦で右肘に違和感を覚え、翌日抹消。終盤復帰も代打で6試合。