主砲が満を持して帰国する。日本ハム中田翔内野手(26)が初の海外キャンプに自ら合格点を付けた。2月とは思えない灼熱(しゃくねつ)の大地で、最後まで気持ち良く汗を流した。アリゾナキャンプの最終日、手締めを終えると充実感でいっぱいだった。温暖な地でハイペースにならないよう“自主規制”しながらの調整も「全部クリアできた」と、やりたかったトレーニングを完遂させた。

 キャンプイン前後は朝晩と昼間の寒暖差や、温水洗浄便座がない環境への不満もあった。日が経つにつれて、日中の気温も上昇すると朝晩の冷え込みも緩和。温水洗浄便座は業界大手のTOTOから簡易式のものを差し入れされ「なんとか乗り切れた」。パドレスが誇る十分すぎる練習施設も含めて、最高のシーズンへ向けた助走期間を過ごした。

 後輩らの必死さを目の当たりにして、原点も見つめ直した。1軍生き残りを目指して、練習から切磋琢磨(せっさたくま)する姿に主砲も心を揺さぶられていた。「下の子らは1軍に残ることで必死。そういうのを見ていて、すごく自分もやらないといけないなと尻をたたかれている気持ちになった」。若手に負けじと、飛ばしすぎない程度にバットの振り込みやウエートトレーニングなどを重ねた。

 今日17日から沖縄・名護での2次キャンプが始まる。勝手知ったる地で総仕上げに入る。「名護では飛ばしていけるかなと思う」と、バットを振り込む量もペースアップを予告。ここまで順調にきているからこそ、慎重かつ大胆に万全を整えていくつもり。「とにかくケガをしないこと」。3月25日の開幕戦ロッテ戦(QVCマリン)を照準にして、着実に段階を踏んでいく。