西武牧田和久投手(31)が、安定感ある投球をみせた。今季1軍戦に初登板し、5回を5安打1失点。低めに丁寧に集め、開幕カードの相手を抑えた。

 内角も効果的に使い、「これまでのデータを見て、外の比率が高かった。インコースにしっかり投げることで、外も生きてくる。まだまだ甘い部分もあるので、しっかり投げきれるように調整していきたい」と引き締めた。

 インフルエンザA型に感染しキャンプインが約1週間遅れたが、順調な仕上がりぶり。開幕ローテ入りに向けて猛アピールとなったが、「任されたところで投げるだけ。先発にこだわりたい思いもあるが、必要とされるところで仕事を果たしたい」と冷静だった。それでも、シーズン開幕に向けて「まずケガをしないこと。あとはインフルエンザB型にかからないことですね」と、笑顔で話した言葉には、確かな手応えがにじんでいた。