阪神ドラフト1位高山俊外野手(22)が早くもセ界の頂に立った。1回、先頭でプロ初登板の巨人平良と対決。カウント2-2から内角カットボールをバットコントロールして、あっさり二遊間を抜いた。次代を担う若武者同士の戦いで出ばなをくじき、「それは良かったと思います」。5戦連続安打で今季18安打目を記録し、ヤクルト川端と並んでリーグ最多に躍り出た。

 開幕後も豊富な練習量をキープしている。今回の東京ドーム3連戦では午後3時30分ごろから始まる全体練習の4時間以上前から約30分間、3日連続で横田らと早出練習に参加していた。1日目、2日目はグラウンドと室内練習場を使ってフリー打撃を敢行。この日はストレッチなどで入念に全身をケアしてから、通常メニューに入った。シーズン中も“維持”に入らず、“向上”を狙う姿勢を貫いている。

 だから、うれしかった。前日6日巨人戦も含め、ここ数日は開幕当初と比べてインコースを攻められる機会が多くなった。「向こうの攻め方が変わった。僕としては、段階が1つ上がったということだと思います。次はそれを1球で仕留められるようにしていきたいですね」。強打者と認められた証しが増え、喜べる強さがある。

 チームは巨人3連戦に2勝1敗で勝ち越し、今日8日広島戦で今季初の甲子園ゲームを戦う。「この勢いで明日も勝ちたいです」。浮かれることなく、ルーキーは次戦に目を向けた。