ソフトバンクは日本ハム大谷に2本塁打と圧倒され、優勝マジック点灯がお預けとなった。今季無敗の千賀が3回に2ランを浴びるなど6回5失点。今季初黒星を付けられた。7回には2番手嘉弥真も被弾。今日7日の3戦目に勝つか引き分ければマジックが点灯する優位は変わらないが、大谷封じが急務となった。
今季無敗の右腕でも「打者大谷」を止められなかった。千賀が3回に148キロ外角ストレートを左翼のテラス席に運ばれた。2ランでリードを3点差に広げられる。6回には8番大野にダメ押しタイムリーを浴び、試合の行方は決定的になった。13三振を奪いながらも、6回5失点で今季初黒星。「立て続けに点を取られて、試合を壊した。申し訳ない。ここで(負けが)出るのがダメなところ」と自らを責めた。
7回には嘉弥真が大谷に2本目のアーチを許した。16本中8本がソフトバンク戦だ。大谷は投手としても、今季は3試合で防御率1・74。今後も二刀流が高い壁となって、V3ロードに立ちはだかることは確実だ。工藤監督も「初回の三振をいいイメージとして持てば…。内を厳しくいかないと」と危機感を募らせる。
1回には大谷シフトを敷いた。1死三塁で、遊撃今宮が二塁後方に立ち、一、二塁線上に3人の野手が並んだ。三遊間へのゴロが少ないというデータに基づいた。千賀は内角攻めで空振り三振を奪った。失投は許されず、封じるには神経をすり減らす。先発高梨にも今季3勝を献上しており、対策は急務だ。
連勝こそ逃したが、優位な状態は変わらない。今日7日に勝てば、優勝へのマジックは点灯する。「3連敗したわけじゃないんだから」。工藤監督は前向きな言葉で会見を締めた。試合数が減っていく中で、「1勝」が日本ハムに大きなダメージを与える。勝ち越せば、一気にリーグ制覇の道が開ける。【田口真一郎】



