日本ハム中田翔内野手(27)が、3年連続で100打点超えをマークした。9回2死一、二塁から、中越えに3点本塁打を放った。今季102打点とし、両リーグ通じて最速で大台に到達。14年100打点、15年102打点に続き、自己最多に並んだ。優勝をかけたソフトバンクとの息詰まるデッドヒートで、4番のバットが上り調子になってきた。
見つめる先は、ただ1つ。9回2死一、二塁。中田が、飽くなき思いでアーチを架けた。バックスクリーン左。特大の24号3ランに、胸中をシンクロさせた。「本当に、本当に勝ちだけ。そこだけにこだわっていきたい」。打席に入る直前。0・5ゲーム差で首位を走るソフトバンクが敗れた。勝てば、再び首位浮上のチャンス。1発でリードを3点から6点に広げ、首位返り咲きを確信させた。
節目を放り投げ、気勢を上げる。3ランで今季102打点目。3年連続100打点を達成した。日本ハムでは70~72年の大杉に並び、通算3度では大杉、小笠原に並ぶ球団タイ記録を刻んだ。「それは関係ないけど」と目もくれず「勝ちにこだわった野球をしていきたい」と繰り返した。
荒々しい姿も、追い求める思いが先走るから。1回1死一、三塁の先制機には空振り三振。続けて2回2死二塁で左飛に倒れると、一塁ベース付近からヘルメットを一塁側ベンチへ放り投げフラストレーションをぶちまけていた。栗山監督は「チームを勝たせたいこそのイラつき」と思いを感じ取っていた。
絶対的守護神のマーティンの不在に、おとこ気は燃えていた。
中田 ソフトバンクも柳田さんがいなかったり苦しんでいる。ウチはそれ以上だよ。今は吉川さんが頑張ってくれているけど正直、穴は大きい。
終盤の一撃で、守護神代役の吉川の負担を軽くさせた。プロ入り初めてリーグ優勝を味わった12年。左のエースでチームをけん引していたのが吉川だった。中田もこの年、自身初24本塁打の大台に到達。プロ9年目で再び夢見る、歓喜の瞬間へ-。「前回は1日で(首位から)転落したからね。相手(ソフトバンク)より1試合でも多く勝っていけばいい話」。シンプルで、明確な野望に向かって圧倒していく。【田中彩友美】
▼中田が9回に3ラン。今季の打点を102とし、3年連続3度目の100打点をクリア。3年連続100打点以上は03~10年ラミレス(ヤクルト、巨人=8年連続)以来で、日本人では06~08年村田(横浜)以来。日本ハムでは3年連続が70~72年大杉に並び、通算3度も大杉、小笠原に並ぶ球団タイ記録。



