西武秋山翔吾外野手(28)が、次代のリーダーとの夢の対決で地元横須賀を沸かせた。23日にスポーツ交流会を主催。サッカーJ2横浜FC大久保ら、横須賀出身のスポーツ選手を招き、野球、サッカー、ラグビー、陸上の教室を小学生250人を対象に行った。

 野球教室には、やはり横須賀出身の自民党小泉進次郎農林部会長(35)が、過密スケジュールの間をぬって飛び入り参加。「地元から日本一のアスリートが出てくるなんて本当に幸せなこと。みんなしっかり教わって」と子どもたちを鼓舞した。

 子どもたちへの指導が終わると、秋山は高校球児だった小泉氏をマウンドに迎え、昨年に続き「直接対決」を行った。慣れない軟球ということもあり、中飛、二飛、二ゴロと打ち取られ苦笑い。前回は本塁打を放ったことを踏まえて「来年に向けて課題が見つかりました」と真顔で語り、報道陣を笑わせた。

 来年3月のWBCに、侍ジャパンの一員として出場する秋山は、小泉氏から「秋山君らしくプレーすれば、何の心配もないと思っています。苦しい時は、今日の横須賀の青空を思い出してほしい」とエールを送られた。熱っぽい言葉に何度もうなずくと「こういう機会があると、地元のみなさんの期待も感じます。出るからには結果を出したい。来年のこの会で、いい報告ができれば」と意気込んでいた。